新型コロナウィルスは、人々の生活や経済全体、そして仕事の選び方や意識、転職活動などにも大きな影響を与えました。
「エン転職」などを運営するエン・ジャパン株式会社が、サービスに登録しているユーザー10,000人超を対象に調査した結果が公表されていますので見てみましょう。
調査方法:インターネットによるアンケート
調査対象:「エン転職」を利用するユーザー
調査期間:2022年12月26日~2月1日
有効回答数:10,618名
企業の選び方が変わったか?年代別
まず、コロナショックを経て企業の選び方の軸が変わったかどうかを年代別に聞いたところ、全体で33%が変わったと答え、30代が38%と最も影響があったことが分かります。
企業の選び方が変わったか?職種別
次に同じ質問を職種別に行った結果、1位「コンサルティング・士業」43%、2位「IT・通信・インターネット」40%、3位「サービス(飲食・人材・教育など)」37%となっています。
企業選びで重視することは?
企業の選び方が変わったと答えた方に、企業選びで何を重視するか(複数回答可)を聞いたところ「希望の働き方(テレワーク・副業)ができるか」が全体(51%)と全世代で圧倒的な1位となり、コロナを経験して柔軟に働きたいニーズが高まっていることが分かりました。
次いで、「希望の条件(勤務時間・休日休暇)があるか」「業績が好調か」などが上位となっています。
企業を知るため重視した情報源は?
転職を行うためには欠かせない情報収集について、特に重視していた情報源について質問したところ、1位「転職サイト」(全体で46%)でダントツのトップ、2位「会社クチコミサイト」、3位「企業ホームページ」となっています。
自分で調べられなかった情報は何?
最後に、自分の調査力では限界で調べきれなかった情報としては、1位「職場の雰囲気・社風」(全体の55%)、2位「社員の定着率」、3位「仕事内容」となりました。
出典
【新型コロナ後の企業選びの軸】
プレスリリース
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まとめ
これまでみてきたように、コロナ禍は全世代の3割強に企業選びの意識変化を与えたことが分かりました。
特に、テレワークや副業など、コロナ前までは検討されてはいたものの、なかなか実現しなかった働き方がコロナによって一気に加速した感さえあります。
また、新しい分野への挑戦や社会貢献したいなど、新しい生き方に向けて背中を一押しした影響もみられます。
受け入れる企業側も、こうした新しい意識を持った転職者の受け入れ態勢・環境を実体として整えることが求められます。